コールドメールマーケティングのすべて

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このコンテンツでは「コールドメールって何?」という疑問にお答え致します。

コールドメールマーケティングを行う前に、ぜひ読んで頂きたい内容になっておりますので、一度目を通し得て頂けると幸いです。

 

目次

 

日本のアポ獲得手法は時代遅れ?

 

日本で最もよく行われているアポ獲得手法は「テレアポ」や「問い合わせフォーム営業」ではないでしょうか?

このような状況の中で、テレアポであれば多くの場合受付でブロックされたり、フォーム営業の返信率は0.3%以下という話も耳にします。

 

特に中小スタートアップ企業において、「企業数が多すぎて全部にアプローチができない」「アポ獲得単価が上がってしまい、費用対効果が合わない」等の課題は顕著ではないかと考えます。

 

こんな課題を解決してくれるのが海外では当たり前に行われている「コールドメールマーケティング」です。

 

コールドメールとは何者なのか

 

日本ではまだ流行っていないコールドメールとは一体何者なのでしょうか?

ここではその目的や概要、なぜコールドメールが重要なのか、そして実際にコールドメールを行うとどれくらいの成果が出るのか説明したいと思います。

 

コールドメールの目的と概要

コールドメールとは、一言で言えば「知らない人に何の理由もなくメールを送ること」です。テレアポのことをコールドコールと呼びますが、そのメール版だと思って頂けたらと思います。

コールドメールの目的は「アポ取得」ですが、最終的な目標はもちろん商品やサービスを売ることです。

コールドメールの特徴として「ターゲットを分け、ターゲット毎に訴求を変える」ことが容易な手法であることが挙げられると考えます。

 

なぜコールドメールが重要なのか

  • スケールアップが可能

極端なことを言ってしまえば、1日で何千人もの見込み客にアプローチすることも可能です。他のアポ獲得手法よりも、労力を減らしながらたくさんのリードに対しアプローチができます。

 

  • アポ獲得の可能性が高い

コールドメールでは、決裁者にダイレクトにアプローチできる可能性もあり、その結果アポにつながります。

また成功事例をもとに今後のメール配信戦略を柔軟に変更することができ、アポ獲得率を向上させることも可能です。

 

コールドメールの威力とは

海外では一般に利用されているコールドメールマーケティング。その威力を表すいくつかの数字をご紹介します。

  • 開封率42%・CTR14%
    • 米デジタルマーケティング会社WebFXによるレポートより
  • 手動でのメールマーケティングよりも3.2倍の売上を生み出す
    • 豪マーケティング企業Campaign Monitorによる調査より
  • 返信率のKPIは10%にすべき
    • 米CRM企業の営業マーケティングディレクターより

 

コールドメールに必要な準備と重要なコツ

 

コールドメールの大まかな手順は以下の通りです。

 

コールドメールにはいくつかの必要な準備と重要なコツがあります。

これらをしっかり押さえてアプローチを行わないと、アポ取得という結果に結びつかない可能性もありますので、注意が必要です。

 

それではひとつずつ見ていきましょう。

精度の高いターゲット企業リストを作成する

いくら魅力的なメールの文面を作れたとしても、コールドメールの送信先であるターゲット企業リストの精度が悪ければ、アポ獲得にはつながりません。

業種業界、企業規模だけにとどまらず、様々な観点から精度の高い顧客リストを作成できるのがベストです。

Benri.aiでは現在企業リストを作成できる機能を開発中です。またリスト作成代行を行うパートナー企業のご紹介も可能ですので、お気軽にご連絡下さい。

 

送信するメールアドレスを正しく選定する

コールドメールマーケティングは、適切なメールアドレスへのアプローチができるかどうかが、アポ獲得率に大きな影響を与えます。

メールを送信する目的から正しいターゲッティングを行い、それらのメールアドレスを選定することが重要です。

詳しいメールアドレスの選び方は、以下の記事をご覧ください。

アポ獲得率を高めるメールアドレスの選び方

 

開封したくなるような件名を考える

コールドメールマーケティングにおいて、まずはメールを開封してもらえない限りアポにはつながりません。

開封率を高めるための重要なポイントと具体的な戦略については、以下の記事をご覧ください。

開封率の高い件名の作り方

 

アポにつながるメールの文面を考える

メールを開封してもらえたとしても、内容を魅力的に感じてもらえなければアポにはつながりません。メールの文面を作成するにあたり、重要なポイントが3つあると考えています。

 

  • メール文面をカスタマイズする

コールドメールの成功の鍵は、このメール文面のカスタマイズであると言っても過言ではありません。

効果的なカスタマイズ方法について、以下の記事をご覧下さい。

アポにつながるメール文面の作り方(カスタマイズ編)

 

  • メールの内容を工夫する

魅力的なメールの文面はターゲットの興味を惹き、結果アポにつながります。

魅力的なメールを作るポイントをまとめましたので、以下の記事をご覧下さい。

アポにつながるメール文面の作り方(メールの内容編)

 

  • フォローメールを活用する

Benri.aiでは、同一のリードに対し合計3通のメールが送れる仕様になっております。これは複数回アプローチすることにより、アポ獲得率を高めることができるからです。

具体的なフォローメールの作成方法について、以下の記事をご覧下さい。

アポにつながるメール文面の作り方(フォローメール編)

 

 

コールドメールを行うときの注意点?

コールドメールを行う際、2つの大きな注意点がございますので、それぞれについて説明します。

 

コールドメール用の新しいメールアカウント(ドメイン)を用意する

  • なぜ新しいメールアカウント(ドメイン)が必要なのか

普段お使いのメールアドレス(ドメイン)を利用してコールドメールを送信することは避けた方が良いと言われています。その理由は、仮にコールドメールがスパムと判定されてしまった場合、そのドメインに悪影響を与えてしまう可能性がゼロではないからです。

Benri.aiではコールドメールがスパムにならないよう、プロダクトの機能も含めて細心の注意を払っています。しかしながら、大事なドメインを傷つけてしまい事業に影響を及ぼすリスクを避けることから、Benri.aiが新しいドメインの用意を代行させて頂きます。

 

  • ドメインの認証方法の設定も重要

また新しいドメインはSPF(Sender Policy Framework)、DKIM(DomainKeys Identified Mail)、DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting & Conformance)などの認証方法を設定し、スパム対策を行うことも重要です。これらの設定も全てBenri.aiが行います。

 

  • すぐに大量のメールを送信することはできない

加えて、新しく設定したドメインは、大量のメールを突然送るとスパム扱いされる可能性があります。そのため、徐々に送信量を増やす「ウォーミングアップ」というプロセスが必要です。このプロセスもBenri.aiが行い、スパムメールと認定されていないか常にチェックを行います。

 

特定電子メール法を守ってメールの送信を行う

日本には特定電子メール法という、受取人に不快感を与えることなく、また違法行為を防ぐための規制を設けています。特に以下の2点を守ってメールを送信することが必要です。

  • 事業者情報の明記: 送信者の名前や連絡先情報(住所、電話番号、メールアドレスなど)をメール内に明記する
  • 受信拒否の方法の案内: 受信者がこれ以上メールを受け取らないよう希望する場合の手段を提供する

 

 

コールドメールの基本についてご理解頂けましたでしょうか?

アポ獲得率を高めるには地道な努力が必要です。Benri.aiがまとめたノウハウについても、ぜひ一度目を通して頂けますと幸いです。